大切な仏具の一つである数珠は、基本的に一人ひとりが自分用に用意することになります。貸し借りはしてはいけないということも、知っておきたいマナーの一つです。そのため、貸し借りをしてはいけません。これは、どんなに親しい間柄でも同じだとされています。
このほかにも、数珠には注意しておきたい使い方のマナーがありますのでご紹介します。
数珠の使い方で覚えておきたいこととは
お葬式やお通夜などで数珠を使用することになりますが、その際に気を付けておきたいことがあります。一つは、扱い方についてです。数珠は、基本的に自分の身から離してはいけないとされています。
椅子や座布団の上などに置きっぱなしで席を離れてしまうのは良くないとされています。席を離れる時も、バッグに入れて持ち歩くようにしましょう。
数珠は、持った状態で参列するようにしてください。参列してからバッグなどから取り出すのはマナー的には良いとされていないようです。同じように、外すのも斎条を出てからとなります。外すタイミングが早すぎないように注意しましょう。
また、持ち方についても正しい方法があります。数珠は、左手に持つとされています。持ち歩く際は、ふさが下に来るように持ちます。
数珠はいつ購入するべきものか
特別な場面で使用するものである数珠は、購入するタイミングについて気になる方もいるようです。何もない時に購入すると、縁起が悪いのではないかと思う方もいると聞きます。しかしながら、こういった心配は不要です。購入するタイミングに決まりはありませんので、用意したほうが良いと持った時に買うと良いでしょう。
数珠の種類について
数珠は、デザインやカラー、サイズ、材質などいろいろな違いがあります。自分が長く大切にできると思う気に入ったものを選んでも大丈夫です。ただし、注意しておきたいこともあります。
数珠は、宗派を問わず使用できるものがあり、これは略式数珠とよばれています。多くの方がこのタイプを選ばれているようですが、豊富なデザインがあるのが特徴です。
また、宗派それぞれの正式な数珠もあります。こちらは、宗派によって珠の数も違っているようです。こちらを選んだ場合、自身と異なる宗派のお葬式にも使用できます。